判例に学ぶ 決済サービスの法務と実務

第Ⅰ章 キャッシュレス決済と会員管理・利用管理
1 各種カード取引と会員の責任
(1) クレジットカード会員の善管注意義務と責任
子供が親のクレジットカードを無断使用した場合に、会員の免責が認められた事例/不当に高額な請求を知らずに、カードを自ら交付して決済された場合に、支払義務の免責が認められた事例/本人からカード使用を許諾された者によるカードの使用が、詐欺罪に該当するとされた事例
(2) 国際ブランドデビットカードの無権限使用と会員の責任
国際ブランドデビットカードのPINコードを使用した不正使用に、盗難補償も預金者保護法も適用されないとされた事例
(3) 複数の決済手段が関連する取引と責任の所在
オンライン決済サービスの利用代金をクレジットカードに紐付けて決済した場合に商品に問題があっても、カード会社に対する抗弁が認められなかった事例
2 取引約款の規定の有効性についての判断
(1) 会員の責任条項と消費者契約法
暗証番号を用いたクレジットカード取引の場合に、カード会社は会員に支払請求をできる、とする条項が無効条項ではないとされた事例
(2) 期限の利益の喪失条項の有効性
クレジットカード会員規約の期限の利益喪失条項が消費者契約法に照らしても、無効ではないとされた事例/みなし到達の規定は、届け出られた住所についての適用は認められるが、貸主が調査して判明した住所についての適用は認められないとした事例
(4) 海外利用特約の有効性
会員規約の海外利用分の円換算法を記載した規定内容が有効とされた事例
(5) 会員規約の変更の合理性
会員規約の変更が合理的と認められた事例 (以下こちら